髭寄稿|番外編ー1999年10月

髭さん寄稿:特別編

ども。店長の鷹木竿主です。

私の月記の中に、以前から何度かS&Mスナイパー誌で有名な「髭のサロン」の主宰者髭さんが登場していますが、先日、こちらの事務所においでになった際の出来事を、髭さん本人から寄稿して頂きましたので「特別編」として掲載させて頂きます。はてさて、どんな顛末が語られるやら。どうぞお楽しみください。
注:文中のアキさんとは、髭さんの協力者でもある長身の美人女王様です。


劇は前回のマトコメをUPした後に始まった。その日は、休みを取ってHPの更新をしてくれていたアキの横でせっせと執筆にいそしんでいたのだ。

やっと一段落ついたところで、私は重大なことを忘れていたのに気付いた。
その日は、かねてから陰になり日陰になりと気を使っている「アレスト」の広告代の集金日だったのだ(我社は細々と広告代理業もやっている)。
お金が入れば、仕事の量に比べ大食漢のアキにもこころゆくまで食べさせてやれる。
アキに集金にいってくることを告げると、好奇心盛りの子供は「いっしょにいく~」と、ダダをこねる。
で、結局「SMクラブ」(といっても女の子がトグロを巻いているただの事務所)を見学して、大枚をいただいた。
いつも持ちなれない大金を持つと、気が大きくなるのは小市民の悲しさで、つい鷹木店長に「ごはんでもたべるか?」などと声をかけてしまう。
まだクラブの仕事が続いているのだから無理だろうと思ったのは誤算で、「女の子も連れていって良いですか」などと言う。
こうなれば誰だってイヤなんて言うはずがないだろう。
料理屋でミルク(鷹木店長が連れて来た子)と話が弾んでいると鷹木店長に仕事が入ったらしく戻ると言う。「代わりに誰か寄越しますから」――別にマージャンしているわけではないから、4人揃っていなくちゃまずいということはないのに、またサクラが来た。
酒を飲んでいて美女3人に囲まれれば、誰だって気分が悪いはずがない。
話はコロコロ変わり、ついにはSM業界に居て、他のサロンとかパブとかに行ったことがない、という話になったのだと思う。聞くと二人は、その日はもう終わりで、新宿は通り道だと言う。
こっちは(アキと私)これだけで終わるわけがないので、「ボンデージ」にでも行くか?と誘うと、行きたいと言う。
場所替えの用意をしていると、かねてよりの知り合いのカノンが様子を見に来た。「ボンデージ」に行くことを告げると、私もとなり、店に荷物と許可を取りに戻った。
結局タクシーに5人が乗って新宿へ――。
せっかく行った「ボンデージ」だが、あいにく客はなく、店長とMの女の子が一人だけだった。
すっかり緊張感がなくなり、酔いが回ってきた私は、一眠りするためにミルクの太腿を拝借、横になる。硬からず柔らかからずの感触に、陶然となって睡魔が襲う。
だがその前に、アキたちが縛りの話から、アキの初心者マーク剥奪の話になり、同情したカノンが実験台になって再試験に挑むことになっていたので、出来あがったら起こしてくれるように言っておいた。
そんなわけでウトウトはしたが熟睡は出来なかった。
目が覚めると、ちょうど「アキの縛り、完成」といったところだった。
自ら実験台になってくれたカノンに遠慮したのか、服のまま縛っていた。本来ならそんな縛りは審査の対象にならないのだが、縛られているカノンも、見ている二人も「うまいですよ」と言うので、SMクラブでプレイするにはこの位でいいという事なのだから、特別に仮免を与えてやった。

 そんなことでやっと目が覚めた私は、また続きを飲むには早い。手持ち無沙汰もあって「縛って欲しいか?」と、残りの二人に尋ねた。
すぐに乗ってきたのは、その日、3時間のプレイから帰ってきて、食事に加わったサクラだった。
終電にそれほど時間がないというので、すぐさま取りかかることにした。
私は服の上からなどとまだるっこしいことはしない。自分で脱がせ、パンツ1枚だけになったスレンダーながらスタイルのいいヌメ肌を後ろ手に縛っていくと、まだ途中だというのに、縄酔いの状態になっている。
カノンが盛んにカメラのシャッターを切り出した。
3時間プレイは、ほとんど話だけだったというから、欲求不満が溜まっているのかと、哀れになって少し責めてやる。
上体を縄責めしただけで、立っていられないほどになってしまった。

仕方ないので座らせ、軽くムチを与える。
 そこへ男二人ずれの客が入ってきた。アキが店の者でもないのに「お客さん、いい所に来ましたね」などと接客している。
店長も何も言わないので、勝手に続けることにしてムチ嬲りにいそしむ。
喘ぎと身悶えが激しくなる。あまりは入らせてもいけないだろうと、やめようとすると、「もっと続けて……」と、目が訴えてくる。
「これ以上やると鷹木店長から、代金を請求されるじゃないか」と言っても、「今はプライベートですから」と言って聞かない。

 プロとは思えない可愛いM女ぶりに、思わずムチに力が入った。尻や背中だけではなく、胸や股にまで振り下ろしてやる。
イクかなと思ったが、ここでイカれたら、後が大変なので、途中で切り上げた。
その頃には店の人間に、ショーではなくハプニングだと教えてもらった二人組みが、「いいものを見せてもらいました」と、拍手を送ってくる。
私はそれに答ながら、介抱はカノンに任せて、おいしいお酒を飲むべく席に戻った。そこには、プレイを見てキザした顔のミルクがいた。
「お前も縛って欲しいのか?」と尋ねると、少しためらってから「お願いします」と言う。

「縛って欲しいなら、そこで裸にならないと……」フロアを目で示すと、恥ずかしそうながら意を決したように席を立ち、服を脱いでいく。
Eカップの乳房の出現に、周りの者が息を呑む。亀甲気味の後ろ手に縛ると、ミルクも早くもフラフラ状態になってしまった。確かに鷹木店長のいうように粒揃いのMッ子どもだ。
今度はムチを使わず、スパンキングを中心に指嬲りで責めていく。
またカノンがシャッターを切り始める。ところがサクラで使ってしまい、3枚くらいしか残ってないらしい。それを聞いた二人組みの客が、コンビニに走って新しい撮りっきりをプレゼントしてくれた。

そんな出来事を横目に見ながら、私はミルクの触って欲しいところは避けながら、ネチネチの中にスパイスを混ぜて責めつづけた。すると、こちらも立っていられない。
 根性なしを叱って、うずくまらせて豊かなお尻を突き出させ、スパンキングでお仕置きしてやった。熱した尻を指圧しながら、パンツの股布の部分に指を這わすと濡れ雑巾のようになっていた。
可哀相なので、少し指バイブをあげる。すると「アッ、あたしにはそんな風にしてくれなかった」と抗議の声があがった。
席を見ると、もう返り支度をしていなくてはいけないはずのサクラが、まだ縄をまとった姿でいる。
ミルクに引導を渡して、席に戻ると、二人の客はそそくさとお礼をいいながら帰っていった。もう終電の時間らしい。
サクラに、「帰らなくて大丈夫なのか?」と聞くと、現金なもので「大丈夫です」という。
それなら腰を据えて、といきたいが、なにしろ「ボンデージ」は12時でおしまいだ。
「よし、カラオケに行くか!」というと乗ってきた。身だしなみを整える時間もなく、私愛用の「怪しいスナック」へ移動。
感度のいい女は歌もうまい、の法則どうり、3人ともなかなかのものだった。
もちろん私も、バッカスの神にたいするささやかな祝詞を捧げた。
さて、「怪しいスナック」も眠りの時を迎え、私たちも帰還の刻となった。
美女3人に囲まれ、美酒の酔いは極限にまで達していた。私はタクシー代をカノンに渡し、サロンへの道を歩もうとした。しかし、カラオケの時からベッタリと横にはべり、私の歌に酔いしれていたサクラが、サロンに泊まりたいといいだした。

 3人協議の結果、3人ともサロンに泊まることになった。
人をして離れがたい雰囲気にしてしまうのが、私の魔力なのだろうか――とはいえど、それは私の責任ではない。
サロンに戻り寝支度をして、寝酒を飲んでいると、今度はカノンが縛りの練習をしたいと言い出した。シャワーを浴びてきたサクラが練習台になる。アキが師範代としてチェックする。

 Mとして、縛られることはあっても縛ることなどほとんどないカノンの縛りはたどたどしい限りだった。数時間前にやっと仮免を取得し直したアキが直しを施すついでに、またちょっかいをかけてしまった。
サクラは悶えながら、恨めしそうな顔で私を見る。その色っぽいことといったら、酒が回りきってネムネムモードに入っていた私をまた駆り立てるものがあった。
横たえたサクラを責め始めると、先ほどの余熱がくすぶっていたのか、すぐ燃え上がる。
すると教材を取られたアキが、ミルクをレズ責めの毒牙にかける。何という女達の貪欲さか!

こうして二人がイクまで奉仕をし、寝かせてもらったのは6時だった。
 アキはそのまま会社に出勤。私たちは1時ごろまで休み、朝食(?)をご馳走してから「アレスト」に出勤する3人を見送った。
そして私は、昨日の入金袋がゴッソリと減っているのに気付き深い溜息をつくのだった。
私が蟻地獄の底にいるアリジゴクか、蟻地獄に滑り落ちていくアリなのかの判断は、読者にお任せしよう。


なんだか私が髭さんを蟻地獄に落としたような書かれ方ですが(笑)それは事実です。この日の出来事の後、私が冗談でM女3名分のオールナイト料金を請求しました。その料金をチャラにする約束で、髭さんのホームページに公開されたものを特別寄稿としてそっくり頂いたものです。

コトの詳細をお知りになりたい方は「髭のサロンHP」を訪ねてみてください。

「髭のサロンHP」 http://hige.32ch.com/ ※

※ URLの変更に伴い、リンク先のみhttp://hige.32ch.jp/へ変更しております。